平成二十七年十二月六日 殉国七士慰霊祭

 十二月六日、愛知県西尾市東幡豆町の三ヶ根山にある殉国七士廟で殉国七士慰霊祭を行っています。

殉国七士廟には極東軍事裁判(東京裁判)で絞首刑となった東條英機元首相・陸軍大将、土肥原堅二元陸軍大将、広田弘毅元首相、板垣征四郎元陸軍大将、木村兵太郎元陸軍大将、松井石根元陸軍大将、武藤章元陸軍中将の七名の方々、いわゆるA級戦犯の遺骨が埋葬されています。

本来ならば、処刑された十二月二十三日に慰霊祭を行いたいところですが、当時の皇太子殿下のお誕生日であり、現在の天長節です。
したがって毎年、開戦記念日に近い十二月の第一日曜日に慰霊祭を行っています。
平成の世になってもアメリカの怨念を感じざるを得ません。

私は、殉国七士をA級戦犯と呼ぶことに、たいへんな違和感を覚えます。
なぜならば、昭和二十七年四月二十八日のサンフランシスコ講和条約発効直後の五月一日に木村篤太郎法務総裁より戦犯の国内法上の解釈についての変更が通達され、戦犯刑死や戦犯拘禁中の死者はすべて「公務死」として取り扱われる事となりました。
また旧社会党の堤ツルヨ衆議院議員議員が先頭に立ち戦犯とされた方々の名誉回復のために数度にわたる国会決議もなされたのです。
そこには右も左もありませんでした。
したがって我が国には戦犯は存在しません。また靖国神社に合祀される際にも「法務死」と記されています。

政治家もマスコミ関係者もこの歴史を直視して、正しい日本語で議論・報道してもらいたいものです。

愛國櫻會 本部長 山田忠史

 

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