西村眞悟氏 6月30日フォーラムにて

西村眞悟氏「歴史の真実から同胞台湾と共に強権中共を討つ!」

平成二十四年六月三十日ウィンク愛知九〇一号室にて、「真正保守政権を構想する連続フォーマル実行委員会」主催の門脇朝秀氏(百歳)の功績を中心に、前衆議院議員・たちあがれ日本大阪府第十七選挙区支部長西村眞悟氏と同十四区支部長・特定失踪者問題調査会常務理事三宅 宏氏、応援ゲストに日本世論の会会長三輪和雄氏、などで報告会が行われた。

門脇氏は、我が国の貴重な誇りある歴史の生き証人であり、会場で約九十分にわたって立ち上がって、支那事変から通州事件、武装解除した関東軍とその元にいた満州在留邦人の悲劇、そして武装解除しなかった蒙古軍とその元にいた在留邦人四万人の無傷の帰国について語り、台湾の高砂族との現在に至る交流を語られた。

また、西村氏が今年四月、十日間に渡り門脇氏と共に台湾へ行かれた。台湾の「山の民」に会ってきた視察旅行の報告であった。

「眞悟の時事通信より」

門脇氏は、我が国の貴重な誇りある歴史の生き証人であり、当日は東京から名古屋に来られ、会場で約九十分にわたって立ち上がって、支那事変から通州事件、武装解除した関東軍とその元にいた満州在留邦人の悲劇、そして武装解除しなかった蒙古軍とその元にいた在留邦人四万人の無傷の帰国について語り、台湾の高砂族との現在に至る交流を語られた。

私は、この門脇氏のメインの講話の前に、台湾と日本との関係について三十分ほど語った。以下はその骨子である。

(1)、まず我々日本人は、日本の自衛権から観た台湾の位置を見極め、さらに台湾の法的地位を理解していなければならない。

(2)、その上で、政治的決断を明確に行い、そして我が国の国家戦略を定める必要がある。

(1)について

国際法における自衛権発動の二つのケース

デンマーク艦隊引渡請求事件、英国対デンマーク、一八〇七年

カロライン号事件、英国対米国、一八三七年

は、トラファルガーでナポレオンの艦隊を打ち破った英国の残る脅威は、ナポレオンが陸路デンマークを攻略して無傷で強力なデンマーク艦隊を接収してナポレオンの艦隊として再び英国に攻めかかることである。

 そこで英国は、デンマークに艦隊引渡を求め、拒絶されると海上からコペンハーゲン市内を砲撃し、港にあるデンマーク艦隊の船をことごとく英国に持ち帰った。

英国は、これを自衛権に基づく措置であると主張した。

は、カナダにおいて英国からの独立を企てた反攻が勃発した時、アメリカのニューヨークやバーモント、ミシガンなどの北部住人がその独立闘争を支援しだした。そして、米国船カロライン号に義勇兵や武器を乗せてナイヤガラ川を往復してカナダ側にそれを運んだ。それを察知した英国軍は、カロライン号を急襲し船体に火を付けて川に流しナイアガラ瀧に投じた。

 英国は、これを自衛権に基づく措置と主張した。

国際法は、以上の二つのケースを研究して自衛権の内容を定めている。

 よって、我々は、この自衛権の理解に基づいて台湾と日本を観なければならない。

即ち、大陸の中国共産党が台湾を飲み込めば、台湾の優秀で強力な海空軍は中共の武力となって人民解放軍と合体して日本に対する攻撃力となる。

 よって、我々日本は、台湾が大陸に飲み込まれるならば、台湾の軍隊(特に海空軍)を自衛権に基づいて日本に接収することができる。

次に、台湾の法的地位に付いて我が国は、サンフランシスコ講和条約において

Japan renounces all right,title and claim to Formosa and Pescadores.という文書に署名した。

即ち、我が国が放棄したのはright,title,claimであって、Sovereignty(主権)ではないのだ。

よって、我が国は、台湾に対して潜在的な主権を有している。従って、第三国が台湾に武力侵攻するならば、我が国は自衛権を発動できる。

では、台湾人の国籍は何か。

昭和二十年八月十五日、また、昭和二十七年四月二十七日に日本人であった台湾人が、日本人でなくなったという法的事実は何処にもない。

従って、尖閣諸島周辺の漁場は、日本人が開拓した日本人のものだが、その日本人の中に台湾人も含まれている。

(2)について以上の(1)を明確にした上で、日本人は何を決断し如何なる国家戦略を確立せねばならないのか。

まず第一の前提。

日本は中共から台湾を守る。何故なら、そうしなければ日本自身の存続がないからである。

従って、この台湾防衛は、日本の自衛権に基づく行為である。

つまり、敵は、中共・中国共産党・支那である。

では、この中共・支那とはなにか、それはあらゆるものを飲み込もうとする力の信奉者である。彼等には、デモもアピールも焼身自殺も通用しない。ただ、彼等に勝る我らの決死の力こそが、彼等を退かせることができる。

そして、この彼等は、核ミサイル戦力と海空軍戦力を飛躍的に増強させている。時が来れば、躊躇なく使うためである。

従って、今我が国国民が成すべき事は、まず、軍事的脅威に対して我が国を対処不能にしている占領憲法の無効を確認してそれを廃棄することである。

これによって、明日にでも、軍事の増強と自衛隊を国軍として迫り来る中共・支那のもたらす危機に対処する体制構築を始めることができる。 (引用終わり)

報告会は午後二時に始まり午後四時三十分を少し回ったところで終了した。 

当初、西村氏は左目に眼帯をして会場に入ってきたが、登壇上では眼帯をはずし講演していた。なんでも白内障の手術を受けた後らしい。右目も外国でトラブルに巻き込まれ、その影響で白内障になったという。つまり過去、尖閣に上陸した時は片目が見えない状態だったらしい。そんな事など欠片も見せず日本の国会議員として始めて尖閣上陸を果たした功績は大きい。

拉致問題を始めて国会で提起したのも西村氏である。このような人物を一日も早く国政に戻さねばならない。日本国の為にだ。

黎明機関紙より抜粋

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