「天皇陛下に感謝したい」白鵬32回目の優勝

  横綱白鵬は、横綱鶴竜を寄り切りで下し14勝1敗で、大鵬と並ぶ史上最多32度目の優勝を飾った。

-史上最多の32回優勝
白鵬:言葉にならないです。

-優勝を決めて花道を下がる時、少し目が潤んだように見えた
白鵬:この場を借りて生中継を見ている両親、またモンゴルの方々に言葉を伝えたいと思います…(モンゴル語であいさつ)

-日本語でもお願いします
白鵬:角界の父の偉大な記録に並んだことは、約束と恩返しができたと、そういうことです。

-大鵬さんの教え、言葉の中からどんなものが頭をよぎっているか
白鵬:天皇賜杯32回という大記録は、私、場所前から思っていたことがあって、皆さんにも聞いてもらいたいのですが、15年前に(体重)62キロだった小さい少年がここまで来るということは誰も想像しなかったと思います。
この国の魂と、相撲の神様が認めてくれたからこの結果があると思います。
そして明治初期に断髪事件が起きた時、大久保利通という武士が当時の明治天皇と長く続いたこの伝統文化を守ってくれたそうです。
そのことについて、天皇陛下に感謝したいと思います。

-優勝回数32回、大鵬に肩を並べた大横綱白鵬関はどのように引き継いでいこうと考えているか?
白鵬:この優勝に恥じないよう、今後も一生懸命頑張って行きたいと思います。九州のみなさん、15日間ありがとうございました。白鳳32度目優勝(デイリースポーツ)

-新しい年も素晴らしい活躍を期待している
白鵬:頑張ります。また来年会いましょう。

以上がインタビューのやりとりだ。

 デイリースポーツより    

 モンゴルに生まれ育った白鵬ではあるが日本の伝統文化に対する想いを言葉として表した素晴らしい表現だ。
ただ、明治初期の「断髪事件」の解釈を誤解しているようだ。
  「断髪事件」とは、明治4年8月9日太政官第399号によって出された「散髪脱刀令」のことであり一般的には「断髪令」と呼ばれていたものだ。
幕末当時、様式軍制を導入、「髷」(まげ)を結わずに散髪する風潮があった。
「散髪脱刀勝手たるべし」として髪型については個人の自由意志で「髷」のままでも構わないとした布告なのだ。
したがって、政府が力士に髷を特段許可しなくとも、断髪令の性質上髷を結うことに問題はなかったのだ。
 しかし、相撲の存続が危ぶまれていたのは事実で、そうした中で、政府が「力士は例外」と言及したことには大きな意味があった。
暗に存続を認めたことになるからだ。
 大久保利通が「大相撲だけは髷を残したい」と明治天皇に願い出たのだそうだが、当時の相撲が存続の危機にあったのだろうか?
 明治維新と文明開化により、日本の伝統文化は徹底的に否定され、裸の相撲は野蛮だとする風潮が強まる。
明治四年には、東京府の「裸体禁止令」により、東京相撲の力士は罰金、鞭打ち刑に処されました。
そして、浮上したのが「相撲禁止論」なのだ。
 このような事態に対し、相撲好きの明治天皇および、伊藤博文らが尽力し、明治十七年に天覧相撲が行われ、社会的に公認されたのだ。
それが今上陛下にも引き継がれているということで白鵬は「天皇陛下に感謝したい」という言葉が出たものであろう。
一般の日本人でも知らない事をモンゴル人の白鵬が語ったことに驚いた人も多かったのではないか。
ところが、NHKニュース7の優勝ニュースで白鵬が「天皇陛下に感謝したい」と言っているところをカットしたのだ。
更に表彰式で麻生副首相が内閣総理大臣杯を授与してるところもカットだ。

お家芸の報道しない自由行使である。

 意図的な皇室外し報道に徹するNHKは国民から受信料を強制徴収し、おのれ等の気に入らないものは隠し、反日であれば、小さい事でも取り上げる。
公共放送としての資格無しのNHKは、民間企業として運営することをお勧めする。

 

 

 

 

 

 

 

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