焼肉や店主の主張 其の二十

新型コロナウイルスが、季節性インフルエンザと明らかに異なる点は、肺に体液が一気に充満して、肺が溺れた様な状態となって死に至る事で「S型」「L型」の2つの型があるそうです。
4月12日世界全体の感染者は、180万人を超えて死者も11万人を超えています。
米国では、53万人が感染し、死者が5日連続700人と2万人以上が、亡くなっています。
日本の感染者は、7378人で死者は150人となっていて、他国と比べて感染者や死者の増加が遅いのは、環境衛生が優れている事が背景にあり、BCG接種を行なっていたからと云われています。
結核を予防するBCG接種と新型コロナウイルス死亡率の相関関係は、海外では、BCGワクチンが、新コロ感染症の発症や重症化を防ぐ可能性が指摘されていて、英国、オランダ、オーストラリア、ドイツなどで、臨床治験が始まっています。
日本では、0歳児を対象に定期接種が行われているのに対し、米国やイタリアなどでは、一律での接種を行なっていない事から、新コロ死亡数が、接種中止国に多く出ています。
4月7日に日本では、緊急事態宣言が発令されましたが、世界各国では、「国家緊急事態条項」や「非常事態条項」を発動していて、私権を制限しています。
産経新聞によると、世論調査の結果、フランス(95%)、イタリア(94%)の国民が、外出禁止や商店閉鎖など政府の感染予防対策を支持していると報じています。
日本では、当初から「発熱4日以上もしくは、感染を疑う行動歴」という線引きし、見逃しを前提としたPCR検査態勢を取ってきました。
感染が広がれば、一定の割合で出てくる重症患者の救命に医療を集中させて、医療崩壊を防ぎながら、流行を乗り切ろうというのが基本コンセプトでした。
4月1日発表の日本集中医療学会理事長の声明によれば、実際に新コロ患者に充てる事のできる集中治療室(ICU)病床の数は、全国で1000床弱で、ICUで人工呼吸器を使用する重症者の死亡者数は、3月中は、1日に1人〜4人の範囲で推移していて、4月に入ってからも平均は、1日4人以下に収まっているとの事でしたが、ここにきて、東京都が希望者全員にPCR新コロ感染検査をする事に舵を切ったようで、感染者増大により、医療崩壊が始まっています。
指定感染症医療機関以外の医療機関に検診に訪れる事により、院内感染が広がり、クラスターが起こり、医療機関が、閉鎖される事態が起きています。又、救命救急医療現場では、新コロ感染の疑いがある急患の受付は、救命医療体制崩壊に繋がり、感染症以外の重症者を診る事ができなくなる事から、診療拒否を始めています。
メディアは、新コロ感染者の治療状況を詳しく報道すべきで、任意で同意した患者が、アビガンを投与され症状が改善され快復している事実を公表する事を望みます。
日本では、「ワクチンの新規の治療薬開発には、通常は10年、行政が特別な対応を行うなどしても、少なくとも3年の開発期間が必要」と北里生命科学研究所の砂塚教授が述べています。
国内外の機関が、治療薬やワクチンの開発を急ぐ中、新コロ感染症の活用が注目される既存薬は、抗インフルエンザ薬「ファビピラビル(アビガン)」、エボラ出血熱の治療薬「レムデシビル」、気管支ぜんそく治療薬「シクレソニド(オルベスコ)」、膵炎(すいえん)治療薬「ナファモスタット(フサン)」、関節リウマチ治療薬「アクテムラ」などがあります。
PCR検査で陽性反応が出た感染者は、積極的に自己責任で治験に同意して、これからの既存薬を投与してもらい軽症から重症になるスピードが早いと言われているウイルスを抑えてください。
新薬の開発では、武田薬品工業は、回復した人の血液成分を濃縮してつくる薬剤で、免疫機能を高める効果があるそうです。
大阪大学とバイオベンチャー、アンジェス社との共同開発の「予防DNAワクチン」は、原液が完成し、日臨床実験を経て、6ヶ月以内の臨床試験を目指しています。
阪大の森下教授は、「DNAワクチンは、遺伝子情報を使う為、値段も安く、大量生産もでき、スピード感も違う」と述べています。
又、理化学研究所計算科学研究所センターは、新スーパーコンピュータ「富岳」を新コロ研究の為、京都大の奥野教授のチームが、利用する事が決まり、治療薬の発見や流行対策の効果に関するシュミレーションなどに生かす為に試験し、約2000種類の既存薬から効果が見込めものを選び出したり、薬を組み合わせた場合の効果を予測するそうです。
米国では、大規模な新コロの抗体検査が始まっていて、5分で結果が出るそうです。
現在、検査キットは、時間がかかるようですが、4月10日に岩手県盛岡市の医療機関ITセルスペクト社か、抗体測定キットを開発したと発表しています。
この事から、PCR検査だけでなく、大々的な抗体検査を進める事が不安解消になり、抗体の在る人は、社会貢献ができるのではないでしょうか。
カテゴリー: 最新投稿記事, 焼肉屋店主の主張 パーマリンク