台湾有事が、懸念される昨今ですが、台湾の副総裁 頼清徳(らいせいとく)さんは、1972年の日台断交後、政府最高位の訪日で安倍元総理の葬式に参列して頂いたのに林外務大臣は、「ご指摘の人物」と表現する非礼な対応をしていました。 台湾とは、アジア諸国の中の数少ない民主国として手を携えなければならない国である事を林さんは、理解したくない様で、ロシア同様な中国共産政権の軍事恫喝外交を支持、忖度する中国共産党 王穀外相の忠犬「林公」の様です。 米国上院では、「そのリーダーシップにより、米日が、世界中で自由、繁栄、安全を促進し、専制主義や独裁政治に対抗する為、今後、数十年に亘って協力する基盤が築かれた」と安倍さんを賛える決議が、全会一致で採択されています。 又、海外メディアでも大きく報道され、世界各国の政治指導者が、次々にお悔やみの言葉を述べていました。 この様に日本で、報道されている以上に安倍元総理の海外での知名度、影響力は大きく日本の国際問題の地位を立て直した功績は、非常に大きく戦後のG7でこれ程までに存在感を示した日本の総理はいません。 しかし、日本の左派マスコミ報道は、国民を国葬反対に導く様に印象操作を繰り返し報道し、左派市民団体の弁護士達は、法廷闘争を仕掛け、棄却されても提訴を続けています。 左様に安倍さんの国葬に異論が在るのは、十分承知していますが、海外からは、2000件にものぼる弔意が示されていて、国連加盟国から様々な代表の方がいらっしゃる事が予想され、弔問外交も含めて政治的、国際的に大きな意味を持つ事になり、国葬は、極めて重要で日本として、テロやカルト教団に屈しない覚悟を示す必要な儀式だと断言します。 国の威信を示すのが政治家、国会議員の役目なはずなのですが、世界各国が、特別対応で安倍元総理の死を悼む7月8日に半旗掲揚を始めていたのに日本政府は、7月11日からの半旗掲揚で、金融機関の口座振替と一緒の対応に外交音痴の醜態を晒していました。 再任された松野官房長官は、定例記者会見で遅れた理由を「翌営業日である本日より掲揚した」との説明には、只呆れるばかりで、政治やの劣化盤を見るような発言は、各国から冷笑されるだけです。 日本国は、建国から2682年間天皇家を軸とした歴史を持ち伝統、文化、宗教を育み、相互扶助と寛容ある社会の構築に努めてきましたが、戦後の左翼思想教育に毒され、寛容さを忘れた狭量な日本人もどきの人達が、マスコミや政界にはびこる様になり、国の為、家族の為に命を賭した先人達や令和のテロに倒れた元総理に敬意を払えない様な世の中では、切なく情けない事です。 大和民族は、古来よりその国名に持つ「和」の言霊により、日本人の魂に刻み付けられた遺伝子の様に平和を愛し、調和を重んじるのが日本民族です。 話が変わりますが、今年も「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼し」と日本国憲法前文が、宣う専制主義国に侵略されずに77回目の終戦記念日を迎える事が出来ました。 靖国に眠る英霊に感謝の真を捧げます。 扨、多くの国民は、8月15日が終戦の日と記憶していると思いますが、この8月15日終戦は、日本だけの思いで、連合軍の侵攻は止まらなかった事実から、連合国の認識は間違っていたという結論が、導き出されます。 日本では、確かにポツダム宣言の受諾が8月14日の御前会議で決定され、8月15日の「玉音放送」は、昭和天皇陛下が、国民に向けて無条件降伏を受諾する意図がある事を伝えた放送に過ぎず連合国側にとって、実効性はなかったのです。 1945年9月2日に米戦艦ミズ-リ上で、降伏文書に調印が行われ、昭和天皇陛下は、「降伏文書調印に関する詔書」を発布し、日本軍の武装解除が命じられたのですが、この降伏文書には、連合国の対日戦闘行為を停止するかどうかは、明文化されていませんでした。 では、連合国側の戦闘状態の停止は、何時調印されたのでしょうか。 それは、日本と連合国との間で締結されたサンフランシスコ平和条約が、発効された1952年4月28日で、条約の第一条の日本が、主権国家として「独立」するとの一文の前に「日本国と各連合国との間の戦闘状態は・・・・、効力を生ずる日に終了する」とあり、48ヵ国の調印国との間で、終戦が了解されたのでした。只、サンフランシスコ平和条約に調印しなかった又は、出来なかった国が、7ヵ国(ソ連、中華民国、中華人民共和国、大韓民国、朝鮮民主主義人民共和国、フィリピン、ビルマ)があり、日本は、個別に外交交渉を進める事になります。 日本は、1945年に片務的に「終戦」を唱えていましたが、調印しなかった国々は、日本とは、停戦状態と認識し、有事の準備を怠っていませんでした。 その国々とも、外交努力によりロシア、北朝鮮を除き法的な戦争状態は、1972年9月29日に日中共同声明で調印「戦争終結を確認」され、主権国家に戻れてから20年余りの歳月を要し、戦争が終了しました。 この事から、日本の「終戦」の日は、「玉音放送」の敗北の日ではなく、少なくともサンフランシスコ平和条約調印日の4月28日が、有力になるのではと愚考する次第です。 皆さんは、ロシアと北朝鮮との間で未だに戦闘状態が続いている事実を御存知でしたか。 ロシアによるウクライナ侵略で、日本人の戦争の見方も変わってきたと思いますが、有事が起きた時、戦い方は、複雑化しても故郷が巻き込まれたジェノサイドが当たり前の様に行われる現実に日本国民は、改めて戦争の恐ろしさに思考停止では、命は守れません。 安全な処から戦争反対を叫ぶのは、自己満足に過ぎず、戦争について学びがない事では、戦争を回避する術も考えられません。 戦争をタブー視していては、有事に日本国民は、再び道を誤って仕舞い兼ねません。 戦争について学ぶのは、小、中、高で、それも洗脳に近い脚色された戦争史です。 歴史教育に欠けているのは、どの様な過程で日本国が、戦争に至り、情報の大切さと継続期限を理解していたか、そして、終結の仕方の思考が抜けています。 戦争を美化奨励するつもりは毛頭ないのですが、朝鮮戦争、ベトナム戦争、アフガン戦争など教訓を得るべき戦争は、沢山あり、軍事作戦の領域も宇宙やサイバー空間にまで及んでいます。 国の安全保障に意識を向ける事は、先人達が、命を賭して子孫に託したバトンを次の世代に繋げる大切な意識です。 最後に国歌「君が代」は、1500年前の古今和歌集の中にある神道系の歌詞で、人の愛と繁栄と団結を高らかに謳い上げた祝いごとの歌で、子孫繁栄を願った祈りの歌である事を伝えて終わります。 |
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