安倍首相の「対支牽制外交」奏功 習近平 完敗 APEC開幕、日支首脳会談へ

  アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が十日午後、中国・北京で開幕。安倍晋三首相と中国の習近平国家主席による日中首脳会談は同日、約二年半ぶりに実現した。
習氏が九日の演説で突然、「すべての隣国と仲良くしたい」と歩み寄りを示した背景には、安倍首相の「対中牽制外交」があり、専門家は「(中国は)アジアでの孤立化を恐れ、折れるしかなかった」と習氏の“完敗”を指摘する。

 日中首脳会談をめぐり中国側は、尖閣諸島や靖国神社参拝をめぐる問題での歩み寄りを開催の“条件”として示してきたが、日本側は一切の譲歩を拒んだ。
中国側が土壇場で折れたのは、安倍首相の「対中牽制外交」が奏功した結果といえる。

安倍首相は、第二次政権発足後、ASEAN(東南アジア諸国連合)加盟十カ国をすべて訪問した。
日本と同様、中国との領有権問題を抱えるフィリピンやベトナムと「法の支配」で価値観を共有し、対中包囲網を強化することは、外交戦略上の急務だったからだ。
その姿勢が明確に示されたのが、今年五月にシンガポールで開かれたアジア安全保障会議(シャングリラ対話)だった。
出発前、記者団に「力による現状変更は決して許さないというメッセージを強く発出したい」と宣言した通り、安倍首相は同会議の講演で、法をないがしろにして「力」で南シナ海進出をもくろむ中国を念頭に痛烈な牽制球を放った。

「既成事実を積み重ね、現状の変化を固定しようとする動きだ。強い非難の対象とならざるを得ない!」
 中国事情に詳しい評論家の石平氏は「シャングリラ対話での安倍首相のメッセージが各国から評価されたことで、中国は、自分たちがアジアの中で孤立化してしまうことへの恐れを抱いた」と指摘し、こう続ける。
「首脳会談開催をめぐり、中国は日本に譲歩を迫ったが効果はなかった。それでも、APEC首脳会議を成功させ国内外に存在感をアピールしたい習主席は、折れるほかなかった。『安倍外交』の勝利だ」

シャングリラ対話での安倍首相への質疑の時間、中国人出席者から靖国参拝について「日本軍に中国人は殺された。
その魂にどう説明するのか」との質問が出た。安倍首相が「国のために戦った方に手を合わせる、冥福を祈るのは世界共通のリーダーの姿勢だ」と答えると、会場から大きな拍手が湧き起こった。
自国に対する国際社会の冷ややかな視線を目の当たりにした中国は、「日本と敵対しても得るものはないという判断」(石平氏)をせざるを得なかったようだ。

以上、ZAKZAKニュースより引用

  支那側の記事を読むと「尖閣諸島を領土問題化し譲歩を引き出した」、「習近平の大勝利」という記事のオンパレードだったが、石平氏の見方を読むと、安倍首相の「肉を切らせて骨を断つ」外交だったのかという気もした。
もちろん何事もどういう視点や価値観から判断するかで、その評価も変わってくるものであるが、尖閣諸島の領土問題化、小笠原諸島の密漁継続など、今回の首脳会談の意味がわからない。
 日本の国旗も排除していったい何が首脳会談だったのだろうか。
国連常任理事会の支那には、国際的孤立など屁でもないだろう。
今後支那艦船が尖閣諸島海域に入ってきても、もっとも恒常化しているが、これは支那側の正当な行為として、その主張も国際的に通ることになるのだ。
もし今後日本の領有権を主張するなら武力衝突を視野に入れなければならない。
つまり尖閣諸島を守るために戦争する覚悟が政府にあるか。
安倍政権にこの覚悟があるならそれでよい。
しかしそれがないなら、今後尖閣は支那領に確実になるだろう。
小笠原の違法操業すら防げないヘタレ国家が領土~守れるとは思わない。
安倍首相は領土を奪取された無能首相と歴史に残るだろう。             ただ譲歩後退はしたものの、こうなれば国際司法裁判所に提訴し、第三者機関に正々堂々と判断してもらうという手もあるから、これで国際世論を味方につけることもできるだろう。
 支那政府の尖閣諸島の領有権主張は一九七〇年代以降のものであり、支那共産党政府が日本領土と認める地図や人民日報記事も見つかっている。
だからこれまで支那は国際司法裁判所に日本を提訴しなかったのである。
支那は属国・南朝鮮と同じく実に卑劣な野蛮国である。
しかしそれに屈従してきたのが日本政府であり、日本の外務省だ。
外務省のチャイナスクール売国外交官どもが、そのようなお膳立てをしたのではないかと想像するのだが、当たらずとも遠からずではないかと思う。

 

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