出版関係者の間では既に知られた話であるが、一部の出版社が外注の編集者やライターたちに対して、このような「誓約」を強制し始めた。
表現の自由の抑圧を示す例である。 私が暴対法に反対したのは、こうした事態になることがわかっていたからだ。
問題は、署名捺印を強要されて食うために従うしかない末端のライターたちの存在である。
さらに、こうした抑圧は、いずれノンフィクションや文芸、映画、音楽などあらゆる表現の抑圧につながることは間違いない。
映画『ゴッド・ファーザー』の「愛のテーマ」も聴けなくなる日が来るのか。
2012年8月2日 宮崎学
宮崎 学オフィシャルサイトより