自称右翼に告ぐ!!

右翼を自称する諸君に告ぐ。
右翼を自称する諸君に問う。
諸君等は何の為に存在しておるのか。
街宣車を乗り回し、厳つい隊服に身を包み、スピーカーを通して大きな声で叫んでおる。
それに一体全体なんの意味があるのか。
諸君等の言葉で世の中が動いた事はあるのか。
ないだろう。
世の中は何も変わっておらん。
それは何故か?諸君らの叫んでいる事は、居酒屋のオッサンが酔っ払って語っている戯言と同じだからだ。
何の説得力も無ければ、筋も通っておらん。
誰かの言ったことをさも自分が考えたかのように同じことを永遠とスピーカーで繰り返しているだけだ。
そんなつまらん話を誰が聞くというのだ。
そもそも、諸君等は自らを軍人と称している。
それが間違いなのだ。
軍人ならば軍人としての本懐を全うせよ!
力無き民の為に自らの血を流し、勝利を手にする為に戦ってみせよ!
不平不満だけを叫びたいのであれば、今すぐ軍服を脱いでプラカードでも掲げる事だ。
だが、軍人であるというのであれば、今すぐ軍人としての道へ戻るべきである。
軍人の本懐とは何か。
それは民を守る為に戦う事であり、常に最悪の状況を想定し、準備する事である。
中共の連中は、この国に蔓延っておる。
その連中が武装蜂起した場合如何する心算か。
警察で民が守れるような敵か?否、相手は戦闘訓練を受けた職業軍人である。
国内に居る共産党子飼いの連中だけでも5万人は把握している。
数も装備も圧倒的に相手の方が上だ。
ましてや警察など装備は劣る上に法律で縛られている。
一度事が起これば多くの民が血を流す事は想像に容易い。
つまり、戦略に則って行動を起こされてしまえば、治安維持機構である警察では何も太刀打ちできない訳だ。
では自衛隊は如何か。
自衛隊ならば対処できるだろう。
奴等に勝利する事も十分可能である。
何故なら自衛隊は軍事組織であり、常日頃からその様な事態に対処する事こそが任務だからである。
しかし、自衛隊が動くには時間がかかる。
当然である。強力な武力を持つ組織と言うのは、全体で動くために時間がかかるものである。
少なくとも事態が起こってから12時間はかかるだろう。
ここまで言えば軍人を称する諸君等が何をせねば為らぬのか分かるだろう。
時間稼ぎである。
自衛隊の先発隊が到着するまでに、一人でも多くの民を生き残らせるのが軍人を称する者の本懐ではないか。
諸君等はそれを考えたことはあるのか?
考えた事があるならば、どの様に戦うつもりだ?
気合で突撃するか。
小銃を持って5-6名で分隊を組んで暴れる職業軍人に敵うと思いか?
徒手空拳で何の考えも無しに突撃しても、蜂の巣にされて終わりだ。
奇襲したとしても殴ってる間に撃たれて終わりだ。
何の成果もない、命の無駄使いではないか。
街宣車を用いて突っ込むか?良いだろう。
これで一度は撃退できるかも知れん。
だがその後はどうする。
どうやって民を守る心算だ。
この様な事を考え、いざ事が起こった時に行動に移すのが軍人を称する者である。
政策に不平不満を述べるだけなのであれば、戦う為の服を纏う必要はあるまい。
黒塗りやOD色のバスに乗る必要など無いではないか。
人に話を聞いてもらう為には威嚇してはならんだろう。
しかし、諸君等は右翼を自称し、自らを軍人であると言う。
迷彩服や出動服、戦闘服を身に纏い、厳ついバスに乗り、軍歌を鳴らし、何故か味方のはずの機動隊と喧嘩しておる。
意味が分からんわ。
更に言わせて頂くが、諸君等はお祭り騒ぎがしたいだけなのか?
隊服や街宣車は立派だが、なんの装備も持っておらんではないか。
防弾ベストはどうした。
タクティカルベストやヘルメット、ブーツにパッドはどうした。
鉄板の入ったブーツで忍び寄れるか?
敵から鹵獲した武器は使えるか?
敵はどう動くか考えたことはあるか。
敵の戦い方を知っているか。
民をどこに逃がせばいいのか。
警察は非常線をどのように活用するのか。
自衛隊はその時どの様に動くのか。
敵は、それをどのように撃退するために動こうとするのか。
考えよ。
戦略を考え、戦術を知り、兵を育てよ。
行動せよ。
装備を整え、訓練し、情報を収集せよ。
一致団結せよ。
兵を纏め、軍を指揮し、盾となれ。
昨今の国際情勢を顧みるに最悪の状況が起こる可能性は非常に高いのは皆の知る所である。
しかし、我が国は今、天皇陛下のご意向が奪われている状態なのだ。
錦の御旗の元に集い、意思統一し、戦う事は出来ぬ状態なのである。
故に私は総ての右翼であり、軍人である諸君等に命ずる。
部隊を再編し、戦闘に備えよ。
警察及び自衛隊と連絡を密とし、非常時の際には迅速に行動に移せるように備えよ。
民の避難先を確保し、物資を調達せよ。
お祭り騒ぎは、今日でお仕舞いだ。
諸君、今こそ右翼の本懐を為す時である。
総員、状況を開始せよ。

憂国者からの予言

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